頻尿
主な症状
おしっこの回数が多い
症状
排尿の回数が増えているものを頻尿といいます。夜間の排尿回数が多い場合を夜間頻尿といいます。1回の排尿で少しずつしか尿が出ない場合と尿の量が増えている場合(多尿)の場合があります。トイレが気になって生活に支障がある場合、尿意切迫感や尿失禁を伴う場合は、治療が必要ですので受診をお勧めします。
原因
膀胱が過敏になり膀胱に十分に尿がたまる前に排尿したくなる場合と、残尿が多くすぐに膀胱がいっぱいになってしまう場合があります。トイレの回数が多く、急に強い尿意を感じる尿意切迫感を伴うものを過活動膀胱(OAB)と呼びます。また、膀胱の尿をためる働きは問題がないのに、気になってトイレに行ってしまう場合もあります。頻尿には膀胱の機能の他に精神的な要因が影響する場合があります。
多尿の場合には、水分量の取り過ぎが原因となります。しかし、夜間多尿の場合には、昼間とった水分が体にたまって、夜間に尿になって出るので、夜間だけ多尿になってしまう場合があります。この場合は抗利尿ホルモンの低下や下肢のむくみなどが原因となります。また、夜間頻尿に関しては、多尿の他に睡眠障害も影響します。さまざまな要因が重なっていると考えられます。
検査
まずは、尿検査を行います。エコー検査(超音波検査)で前立腺の大きさや残尿の程度を調べます。排尿障害がある場合に、腎機能への影響がないか採血やCT検査を行うことがあります。また、排尿日誌(1日の排尿回数と排尿量の記録)を調べることにより多尿がないか確認します。
考えられる病気としては
- 前立腺肥大症
- 過活動膀胱
- 神経因性膀胱
- 不眠症
など