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腎細胞癌

腎臓について

腎臓は、ソラマメのような形をした、成人の握りこぶしよりもやや大きい臓器です。腹部に左右1つずつあり、腸管全体を包み込む腹膜と背中の間にあたる、後腹膜腔という場所に位置しています。高さとしては、ちょうど肋骨の下端あたりです。

腎臓の主な働きは、血液をろ過して尿をつくることです。尿は腎実質(実質はさらに皮質と髄質に分けられます)でつくられ、腎盂に集められたあと、尿管を通って膀胱へと送られます。また、腎臓は血圧のコントロールや造血に関するホルモンの生成もしています。

腎細胞癌とは

腎細胞癌は、腎臓にできる癌のうち、腎実質の細胞が癌化して悪性腫瘍になったものです。同じ腎臓にできた癌でも、腎盂にある細胞が癌化したものは「腎盂癌」と呼ばれ、腎細胞癌とは区別されます。腎細胞癌と腎盂癌では、癌の性質や治療法が異なるためです。

症状

腎細胞癌には、特徴的な症状はありません。そのため、小さいうちに発見される腎細胞癌は、他の病気のための検診や精密検査などで、偶然に発見されるものがほとんどです。肺や脳、骨に転移した癌が先に見つかり、結果として腎細胞癌が見つかることも少なくありません。

腎細胞癌が大きくなると、血尿が出たり、背中・腰の痛み、腹部のしこり、足のむくみ、食欲不振、吐き気や便秘、おなかの痛みなどが生じたりすることもあります。

検査

腎細胞癌では、CT検査、超音波(エコー)検査、MRI検査の画像検査で診断します。画像検査で診断ができない場合には生検を行うことがあります。血液検査は、全身状態や腎臓の機能を調べるために行います。

治療

治療法は、標準治療に基づいて、体の状態や年齢、患者さんの希望なども含め検討し決めていきます。

腎細胞癌に対する標準治療は、腎摘除術です。しかし、近年の画像診断技術の向上などに伴って、癌がまだ小さいうちに見つかることが多くなってきたため、可能であれば腎部分切除術を行うことも増えてきました。

手術の術式としては、おなかを切開して行う「開腹手術」や、おなかに開けた小さな穴から腹腔鏡を入れて行う「腹腔鏡下手術(後腹膜鏡下手術)」があります。腎部分切除術では、手術用ロボットを遠隔操作して行う「ロボット支援手術」もあります。

手術の術式は、癌や体の状態などによって決められます。
また、癌が広がっていたり、転移がみられたりする場合に、薬物療法や放射線治療を行うこともあります。

腎細胞癌の薬物療法には、分子標的治療、免疫療法があります。免疫療法には、サイトカイン療法と免疫抑制阻害療法(免疫チェックポイント阻害剤)があります。

放射線治療は、脳や骨に転移がある場合、癌の進行を抑えたり、痛みを和らげたりするために行うことがあります。腎臓にある癌への放射線治療は有用性が低いとされており、腎細胞癌そのものに対しては、根治的な治療を目的として放射線治療を行うことはあまりありません。



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