膀胱内視鏡検査とは?
膀胱や尿道を内視鏡で観察する検査です。血尿などで膀胱癌が疑われる場合や尿道の狭窄が疑われる場合に行います。膀胱の内部を直接観察できる検査ですので、早期の小さい膀胱癌などを見つけることも可能です。
尿道から内視鏡を挿入しますので、多少の痛みはあります。しかし、内視鏡の性能も向上していますので、以前より挿入時の痛みは軽減されています。
検査方法は、検査台に仰向けに寝た状態で尿道から細い内視鏡を挿入します。膀胱内を見やすくするために、生理食塩水を注入しながら内部を観察します。検査時間は5分程度ですので、すぐに終わります。非常に重要な検査ですので血尿が出ている方は怖がらずに受けることをお勧めします。
膀胱内視鏡の合併症として尿路感染症がありますので、検査の前に抗菌薬を投与する場合があります。