透析患者さんへ

副甲状腺は、頚部にある甲状腺の後ろ横の米粒大の小さな臓器で、副甲状腺ホルモン(PTH)を分泌します。
PTHは、腎臓と骨に働きかけます。
PTHは腎臓では尿細管にはたらき、ビタミンDをよく働く形(活性型ビタミンD)に変化します。この活性型ビタミンDは小腸にはたらいて
食べ物のなかのカルシウムの吸収を促進させます。

尿に排泄されるカルシウムの量を減らし、リンの量を増やします。
PTHがカルシウムとリンの貯蔵庫である骨にはたらくと、骨を溶かして血液の中にカルシウムとリンを放出する。
→PTHは血液のカルシウムを上げ、リンを下げる作用を持っています。
副甲状腺細胞には、血液中のカルシウムを感知する仕組みがあり、ほんの少しの血液のカルシウム値の変化を敏感に感知して、PTHの分泌を調節しています。

血液中のカルシウム値が上昇→PTHの分泌が減る
血液中のカルシウム値が低下→PTHの分泌が増える

 

カリウムを減らす調理法

1.野菜はゆでるか、細かく刻んで水にさらし、よく絞ってから食べましょう。
2.ゆで汁や、さらし汁にはカリウムが多く入っているので、捨てましょう。
3.加熱処理でも、揚げる、焼くといった方法はカリウムがそのまま残りやすいので気をつけましょう。

 

カリウムを減らす方法

同じ量を食べた場合カリウムは約半分になる。変えたものの中にもカリウムは含まれています。
「ほうれん草」」→「チンゲン菜」
「枝豆」」→「さやいんげん」
「バナナ」→「いちご」
「もも」→「りんご」
「まぐろ」→「さんま」
「かつお」→「わかさぎ」
「豚ヒレ」→「豚バラ」
「鶏ささみ」→「鶏手羽」
「しらす」→「かにかばぼこ」
「玉露・ココア」→「ほうじ茶・麦茶」

 

食事療法を行うポイント

1.自分の性格の傾向をつかみましょう。
2.最初から全て完璧にしようとせず、できることから少しずつ始めましょう。
3.家族にも協力してもらいましょう(生活習慣病予防のためにも)。
4.努力が全て検査結果に表れるわけではありません。
 検査結果が思ったより悪くても、いままで頑張った自分を評価しましょう。
5.毎日制限食ばかりもストレスが溜まります。気分転換をしましょう。

 

水分を摂り過ぎないために

1.塩分は1日7g以下にしましょう。
2.目盛りつきのコップで飲みましょう。
3.水分の多い食品(お粥・カレー・豆腐・果物など)を食べたときは、飲む量を減らしましょう。
4.氷も1個につき15~20mlの水分として計算しましょう。
5.血圧が高くなる、足がむくむ、体重が増えてしまう方はもう一度食事の内容を振り返って見ましょう。

 

塩分のとりすぎかもと思った方は次のことに気をつけましょう

1.酸味、香辛料、食品の香り、だしを使って、塩味のかわりにする。
2.鮮度のよい旬のものを使って、材料の持ち味を生かす。
3.調理の味付けにメリハリをつける。
4.食塩含有量の少ない調味料を使用する。
5.調味料、食塩の多い加工品の使用、外食、出来合いの摂りかたに注意する。
6.調味料は計量して使用する。
7.食塩の使用量が少なくても、食べる総量が多いと摂取量が多くなるので総量を考える。

 

シャントの管理

毎日シャントを触って、ザーザーという触れがいつもと変わらないことを確認しましょう。
止血ベルトを使用している方は、血が止まっていれば、1時間以内にはずしましょう。
カットバンは翌朝にははがして、針穴を乾燥させましょう。
毎朝、両腕(肘まで)に石鹸をつけ、手でやさしく洗い、清潔にしましょう。
爪は短く切りましょう。
痒みがあるときは掻いたりせず、医師と相談しましょう。出血したときは、あわてず、指で押さえて止めましょう(押さえる強さはシャントのザーザーという触れがわかる程度で、それでも血が出てくるときは、もう少し強く押さえましょう)血が止まったら、必ずシャントの音を聞きましょう。
シャントをぶつけた時は、必ずシャントの音を聞きましょう。
シャントの腕で、血圧を測ったり、重いものを持ったり、時計や腕まくりはしないようにしましょう。
急に血圧が下がった時や、透析の後は必ずシャントの音を聞きましょう。

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